製作コンセプト
10kWでは能力が大きすぎる。1kWでは小さすぎる。
そのような用途に適した加熱能力の誘導加熱装置を提供したいと考え製品化いたしました。
用途
ロウ付け、熱硬化性樹脂の硬化工程、パワー半導体モジュールのハンダ付け
加熱できる物質
鉄全般、アルミ、黄銅(ワークの形状によっては整合トランスが必要)、銅(整合トランス必要)
加熱出力を約1kW~5kWの間で調節可能
(コイルの形状、被加熱物の材質によってはこの限りではありません)
温度調節器等を用いて、温度コントロールを行う場合に必要な外部インターフェイスを
装備しており、自動化ラインにも組込可能です。
意図しないコイルの短絡や、加熱物の喪失による過電流に対しても安全に停止できる
保護回路を装備しており、高信頼な動作が期待できます。
整合トランスを介する事で、加熱する事が難しいとされる金属材料も加熱する事が可能です。
1.小規模な設置スペースで加熱システムが配置出来ます。
場所を取らない小型設計の為、生産ラインの僅かな空きスペースに配置出来ます。
2.自動化ラインへの組込対応は万全
温度調節器・プロコン(シーケンサ・PLC)等を用いて外部から加熱出力のコントロールを行う機能に特化しており、自動化を容易に実現できます。
3.加熱しにくい材質にも整合トランスと組み合わせて対応いたします。
銅やアルミ等の電気抵抗が低く加熱しにくい材質に対しては、整合トランスにて電流を増加させスムーズに加熱出来るように対応を取ります。
製品仕様 | |
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型式名 | HRT-5K2 5kWクラス電磁誘導加熱装置 |
電源入力(コンセント) | 3相AC200V 50 / 60Hz |
出力 | 最大5kW |
インバータ出力電流 | 最大100Arms |
発振周波数範囲 | 約10kHz~20kHz(自動追従) |
冷却方式 | インバータ:強制空冷 整合トランス:水冷 |
インバータ質量 | 約16kg |
インバータ外形寸法 | W240×D410×H252mm |
整合トランス質量 | 約16kg |
整合トランス外形寸法 | W200×D320×H170mm |
インバータ付属品 | 高周波出力ケーブル(長さ約3m) アナログ電力メーター 取り扱い説明書 |